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 最近、「場の共有」ということをよく考える。つまり複数の人々が共通の「場」を通じて交流を図り、それによってそこから何か新しいアクションやポジティヴなものが生まれる…そう考えたとき、その原動力として「場」の存在がすごく重要なものだと感じるのだ。例えば僕の周りで例を挙げれば、武蔵小山のペット・サウンズ・レコードに集まってくる音楽好きの面々もそうだし、その地下にあるAgainに集うみんなもそう。恐らくペット・サウンズの森さんにせよ、Againの石川さんにせよ、そういった場を作ることの意味を理解し持ち続けておられるからこそ、それがみんなに伝わり、あの空間をずっと維持出来ているのだと思う。そしてさらにそこから、新たな出会いが生まれる。
 先日もAgainで伊藤銀次さんのレコーディングをさせて頂いた。12/12にソニーからリリースされる、伊藤銀次さんのデビュー40周年記念ベスト盤『伊藤銀次 ゴールデン☆ベスト~40th Anniversary Edition~』にボーナス・トラックとして収録される「ウキウキWATCHING」の録音だ。本来ならもっとレコーディングに適したスタジオとかを用意するものだが、敢えてここを選んだのには僕なりの理由があった。それはいつも銀次さんがイヴェントを行い、またそれに心から理解して応援して下さっているAgain石川さんへの感謝と、Againという「場」の空気を今、記録としてCDの中に固定しておきたい、という思いが強かったからだ。つまりこれはAgainという「場」を通じて集まった銀次さん、私、石川さん、そしてエンジニアの安部徹さんという4人にとっても、2012年にここに集った大切な記録でもあったわけだ。
 もっと遡って話せば、僕と石川さんが出会ったのは15年ほど前のこと。たまたま石川さんのHPの存在を知った僕がメールを送り、そこからネット上のやりとりが始まった。そして1999年2月、渋谷のHi-Fi Record Storeで石川さんとお会いした。それも本当に偶然のこと。たまたま訪れた僕に店主の大江田信さんがご紹介してくれたのだった。「ナイアガラの音楽が好きなら、きっと話が合うはずだよ」と言われて。それがその後、まさか石川さんがAgainを開かれることになるとは!
 ペット・サウンズ・レコード店主の森勉さんとはもっと古いお付き合いだ。僕が大学に入った1986年、大岡山に住む親友の村岡君が連れて行ってくれたのがペット・サウンズだった。そしてその後、僕はバンド活動を始め、レコード会社に就職し、何かとペット・サウンズに入り浸るようになる。ある時は店の立ち退き話に顔を突っ込み、旧店舗の閉店時と、新店舗のオープン時にはイヴェントも企画した。まさか後に自分でレーベルを始めることになるとは思わなかったが、今もなお何かあると真っ先にお世話になるのがペット・サウンズであることに変わりはない。
 そしてこういった「場」を通じて、新たに知り合った方も多くいる。今こうして僕が音楽の仕事を続けていられるのも、こういった「場」を通じて知り合った多くの方々のご理解と後押しのお陰だ。これは決して権力やお金では得ることの出来ない、かけがえのないものだ。だから感謝しても仕切れない。僕は本当に「人」と「場」に恵まれていると、心から思う。
 実は同じような「場」が存続の危機に立っている。それはさいたま市岩槻区にある「tamakoti(タマコチ)」というカフェだ。ここは一人でも子連れでもゆったりと過ごせる街のオアシス。渋谷や中目黒なんかのお洒落なカフェとは違うが、地元のお母さんや子供たち、あるいは年配の方までゆったりと過ごせる場所だ。と書いていながら、実は僕はまだ訪れたことがない。そもそも何でこのカフェのことを知ったのかというと、今年5月にリリースした玉城ちはるさんのアルバム『ひだまり』のジャケット撮影をカフェでしようと考えて、春頃から時間を作ってはカフェ巡りという名のロケハンをずっと続けていた。今回はタイトルが『ひだまり』なので、お洒落なカフェではなく、素朴で温かい感じの場所を探していた。その過程でtamakotiの存在を知ったのだった。実際、ジャケの撮影は結城市にあるcafé la familleさんをお借りすることになったのでtamakotiを訪れるチャンスはなかったのだが、僕の住むさいたま市ということもあってtamakotiのtwitterアカウントをフォローし、日々の情報を眺めていた。
ところが9月中旬、tamakotiがこのままでは閉店してしまう、という状況に陥った(この日のtamakotiのブログはこちら。http://ameblo.jp/tamakoti/entry-11357367224.html)。リミットは10月末。もはや時間が無い。だからといって僕が何か出来る訳でもない。ジレンマを感じながら、とりあえず何か発信だけでもしなければという思いに駆られて、このテキストを書いている。ブログを見れば、このカフェが地元の人たちと一緒にこれから色々な動きを起こそうとしていることが分かる。そしてその芽は、やっと育ち始めたところだ。恐らくこういう「場」がなくなってしまうと、ショックを受ける方も多いのだろうと想像する。「場」の大切さが分かっているからこそ、敢えて余計なお世話だとは思いながらも、こうして書いてみたくなったのだ。
 現在tamakotiでは、店をシェアするパートナーを募集している。また何か一緒に面白いことが出来そうだ、というアイディアがあったら是非教えてあげて欲しい。勿論、音楽関係でなくても大丈夫。まずはお店のブログを是非見ていただけたらと思う。これが縁となって新たな一歩が生まれたら、嬉しい。
 どうぞ宜しくお願いいたします。

■おうちカフェ タマコチ ブログ
http://ameblo.jp/tamakoti/
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