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 今週も広島、東京で玉城ちはるのライヴが続いております。
どれも是非ご覧頂きたいライヴばかりです。是非お越し下さい。
またライヴ会場では、東日本大震災の被災地の子供達へ送る絵本を集めております。こちらへのご協力も、どうぞ宜しくお願いいたします。


「Each feelings~東日本大震災チャリティーイベント~」
■日時:2011年5月6日(金)18:00 OPEN/19:00 START
■会場:Live Juke(ライブジューク)(広島市中区中町8-18 クリスタルプラザ19F)
■出演:玉城ちはる/インストデュオ さらさ/パラレルリープ
■参加費:前売/当日2,000円 (ドリンク代500円別/学割:半額(大学生含む))
※チケット予約受付中
※会場では、東日本大震災の被災地の子供達へ送る絵本を集めております。
ブッククロッシング・ジャパンおよびブックスひろしまでは【一箱本送り隊】という活動をされており、今回のチャリティーイベントに加わって頂くことになりました。この活動は自宅が、図書館が、書店が地震や津波で失われた被災地で、本を読めない生活を強いられているたくさんの人たち、子どもたちのために本を届けるためのプロジェクトで、当日会場にて被災地で本を読めない子供達のために絵本を集めて被災地に寄付致します。



『ここにいること。』レコ発ライブ in 東京 再公演
■日時:2011年5月8日(日)18:30 OPEN/19:00 START
■会場:渋谷・7th Floor(渋谷区円山町2-3 O-WESTビル7F)
■出演:玉城ちはる
■ゲスト:ハセガワミヤコ/大石由梨香/吉良都/入倉リョウ/菅 大祐
■チケット:前売3,500円/当日3,800円(ドリンク代別)※チケット予約受付中
■お問い合わせ:渋谷・7th Floor(TEL: 03-3462-4466/http://7th-floor.net/)
※このライヴは、当初3月13日に行うはずだったものの振替公演です。なお既にご購入頂いております3月13日のチケットにつきましては、そのまま再公演にてご使用いただけますので、当日お持ちください。また、再公演の日程がご都合悪くお越し頂けない場合は、チケット代金の払い戻しなどご案内させて頂きますので、下記アドレスに件名:「チケット払い戻し」希望と明記の上メールご連絡下さい。
ticket@revance-t.sakura.ne.jp


「Each feelings tokyo」庄野真代さんのゲスト出演が決定しました!
■日時:2011年5月13日(金)18:30 OPEN/19:00 START
■会場:Com.Cafe 音倉(世田谷区北沢2-26-23 ELNIU B1F/TEL:03-6751-1311 http://www.otokura.jp)
※小田急線・京王線 下北沢駅北口・西口1番出口より徒歩2分
■出演:ハセガワ ミヤコ/玉城ちはる/入倉リョウ/菅 大祐
■スペシャル・ゲスト:庄野真代
■チケット:前売 3,000円/当日 3,500円(ドリンク代500円別) ※チケット予約受付中
■お問い合わせ:Com.Cafe 音倉(TEL:03-5751-1311/http://www.otokura.jp)
※学生割引あり。学生の方は半額にてご入場頂けます。(大学生含む)



●玉城ちはるのチケット予約は、以下の要領でお願いいたします。
各公演のチケット予約をご希望の方は、件名にご希望の公演名を記載して頂き、
公演名 公演日 お名前(フルネーム) 人数 連絡先(メールアドレス)を明記の上、
ticket@revance-t.sakura.ne.jp までメールにてご予約をお願い致します。
予約確認メールが届きましたら、予約完了となります。ご返信に少しお時間を頂く場合がございます。
ご質問・お問い合わせの場合は、件名に「質問・問い合わせ」と明記の上記メールアドレスまでお願いします。
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 「ようこそ夢街名曲堂へ!」にも登場して頂きました高野寛さんと、センチメンタル・シティ・ロマンスの中野督夫さんが、2/12の横浜THUMS UP、2/17にMt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで行われる「HORO 2011~完熟トリオ、Again!」に出演!2/17にはHICKSVILLEも!


「HORO 2011~完熟トリオ、Again!」
(Acoustic Version)
2/12(土)横浜THUMS UP
出演:小坂忠 / 鈴木茂 / 中野督夫 / 高野寛 / 永原元

(Electric Version)
2/17(木)Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
出演:小坂忠 / 鈴木茂 / 中野督夫+高野寛 with tatsu / 坂田学
オープニングアクト:HICKSVILLE

なお高野寛さんと中野督夫さんのメッセージがアップされております。
http://www.youtube.com/user/PIAchannel?feature=mhum#p/a/u/0/6kVu_plfaXs
チケットの詳細はこちらを。
http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1054923


 ちなみに、2月22日には同じくMt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで開催される「Wonderful Tuesday 2011 Vol.1」に桜井秀俊さんとミドリカワ書房さんも出演。コメントはこちら!
http://www.youtube.com/user/PIAchannel?feature=mhum#p/a/u/0/LgB6S_Le51k

2/22(火)「Wonderful Tuesday 2011 Vol.1」Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
出演:桜井秀俊 / ミドリカワ書房
オープニングアクト:ひいらぎ
チケットの詳細はこちらを。
http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1100228
2010.05.24 優しい風待ち
 一昨日は新高円寺にあるライヴ・ハウスSTAX FREDに、ノラオンナさん主催のライヴ企画「静かな赤」を見に出かけた。このライヴハウスへは行くのは初めてで、しかもノラオンナさんのライヴを見るのも久しぶり。
 実はここ数週間ほど、Twitter上でノラオンナさんを見つけてフォローしたところ、彼女も僕のことを覚えていてくれてフォローしてくれて、それで何度かやりとりをする中でこのライヴのことを知ったのだった。しかも共演者を見てびっくり。アーリー・タイムス・ストリングス・バンドの今井忍さんだったからだ。

 渡辺勝さん、村上律さん、松田"ari"幸一さん、竹田裕美子さん、そして今井忍さんというメンバーで今も活動中のアーリー・タイムス・ストリングス・バンドは、結成は1972年。はちみつぱい脱退後の渡辺勝さん、今井忍さん、律とイサトの村上律さん、ラストショウ結成前の松田"ari"幸一さん、そして竹田裕美子さん、高橋至さんというメンバーで吉祥寺で結成されている。その当時のエピソード(吉祥寺の近鉄百貨店(現ヨドバシカメラ)裏の一軒家でのコミューン生活など)はこの日のライヴのMCでも今井忍さんによって語られていたが、その翌年にソニーからレコード・デビューし、間もなくグループは解散。その後今井忍さん、渡辺勝さん、竹田裕美子さんはキリギリスを、松田"ari"幸一さんと村上律さんは徳武弘文さんたちとラストショウを結成し、それぞれの道を進むことになるが、1997年に再結成し、現在も活動中である。

 僕と今井忍さんとはどこで知り合ったのか定かではないのだが、恐らく10年ぐらい前に長門芳郎さんや川村恭子さんとよく会うようになって、それでライヴハウスで紹介されたような気がする。何度かライヴも見ているし、もちろんアーリーで出演した2005年9月4日の狭山での「ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル 2005」(あの豪雨の日!雨が降り出す直前のステージだった)も経験している。そういえば麻田浩さんのCD『GOLDEN☆BEST GREETINGS FROM NASHVILLE + Singles & Rare Tracks』発売記念として行われた渋谷クアトロでのライヴ(2004年9月18日)も、今井忍さん達と一緒に観た記憶があるし、その後も何度も下北沢のラカーニャでお会いしているが、最近はご無沙汰していたので、今回のライヴはまたとない機会だと思って駆けつけることにした。

 しかもノラオンナさんとはきちんと会ってお話ししたことは、何故か今までなかった。もちろん僕は一方的によく知っていて、特に彼女が松本隆さんの風待レコードからアルバムをリリースするにあたっては、当時松本隆さんにお会いしてその経緯を詳しくお訊きしたり、松本さんが主催されていたライヴ・イヴェント「風待フラッグ」にも毎回お招き頂いていたので、当時の彼女を取り巻くスタッフや環境はよく知っていた。しかし大体が松本さんや、松本さんの当時のマネージャーであった娘の美緒さん、風待レコード・スタッフの堀越さんを通しての繋がりだったので、何故か今までお会いしてお話しする機会が無かったのだった。だからTwitterで今繋がったことも、きっと何かの縁なんだろう。僕は強くそう思った。

 この日はまず今井さんが、ソロ・アルバム『夜のつばさ』収録曲や、アーリー時代のナンバーを50分ほどギター1本で弾き語った。今井さんの声は僕はすごく好きで、とにかく温かく包んでくれる優しさがそこにはある。2007年にオーマガトキからリリースされた初のソロ・アルバム『夜のつばさ』に込められたあの世界観を目の前で体感できる、すごく幸せなひとときだった。
 それにこのライヴ・ハウス、すごく音が良い。30席ほどの小さな空間なのだが、響きが素晴らしいのだ。微妙なビブラートや細かな演奏の技まで聴き取れ、大きな会場では味わえない息づかいまでもが伝わってくる、そんな贅沢な時間を過ごさせて頂いた。
 そして休憩を挟んでノラオンナさんの登場。いつものウクレレ1本での弾き語りスタイルでの「陳腐なふたり」でライヴはスタート。2008年に今井さんと同じくオーマガトキからリリースされた『陳腐なふたり』や、前述の風待レコードでの『少し大人になりなさい』などの中からたっぷりと彼女の世界を堪能することが出来た。ちょっと日本人離れした間の取り方、そしてかなりセンセーショナルな内容を例え歌っていたとしても、それをサラッと表現してしまう独特の感性、それがウクレレの響きと協調する時に、ワン&オンリーな世界を導き出すのだ。そして彼女の歌を聴くと、僕はボサ・ノヴァ歌手のようなテイストをいつも思い浮かべる。リズム感のある言葉の譜割りも含めて、その乾いた感じや声質から、きっとそんな感じを抱くのだろう。
 そして最後には今井忍さんとキーボードのRICOさんと共に数曲を演奏。それぞれの曲を一緒に繋げて演奏したり、さらにラストではノラオンナさんの名曲「流れ星」も聴くことが出来て、感激のライヴだった。

 終演後、今井さん、RICOさん、そしてノラオンナさんといっしょに、暫く会場で話しながら飲むことが出来た。ノラオンナさんとは何だか初めて言葉を交わしたような気が全くしなくて、特に風待レコード時代の話とか、最近のライヴのこととか、ウクレレを弾くことになった切っ掛けとか、色々なことを教えて頂いた。あの声にもう一度生で出会えたことは、大きな収穫だったと同時に、これからの活動がますます楽しみになった。

 今回のこともそうだが、思わぬところで人と人とが繋がっていくこと、これを観ているのはすごく楽しいことだ。飲みながら、僕は本気でノラオンナさんに「この3人でユニット結成しましょうよ!」とけしかけていた。これはかなり本気。だって、声の混じり方とか、音のバランスとか、すごく良かったから。今井忍さん、ノラオンナさん、RICOさん、ありがとうございました!また素敵な演奏、聴かせて下さいね。

■ノラオンナHP
http://noraonna.jpn.org/
http://www.myspace.com/noraonna

■Early Times Strings Band's Home(今井忍)
http://www12.ocn.ne.jp/~atbb/

■RICO's HP
http://www.ricodonchacha.com/index.html

今日の1曲:「流れ星」ノラオンナ(from the album『少し大人になりなさい』)

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 4/29の祝日には、渋谷にある公園通りクラシックスにて、フィリピン生まれ、オーストラリア育ちの女性シンガー・ソングライター、スウィッシーのライヴが行われました。僕はこの日、ちょうど前日に1stアルバム『世界のアロハ・ブラザース』をリリースしたばかりのアロハ・ブラザース(杉真理&村田和人)のレコ発イヴェントが東京タワー大展望台のclub333であったため、渋谷には行けなかったんですが(東京タワーにお越し頂いた皆様、本当にありがとうございました!大盛況で本人も、そしてスタッフや関係者も喜んでおります)、この渋谷のライヴに駆けつけた長門芳郎さんや金澤寿和さんからの電話やメールなどによると、本当に素晴らしいステージが展開されたとのこと。そして期待を胸に、僕は翌日(4/30)の深夜から渋谷のバー・カコイで行われたイヴェントへと向かったのでした。

 この会場に来るのは2回目。昨年9/25にここで(当時はCASE#00001という店名だった)行われた「musique dessinee à Tokyo 20090925」が最初で、この時は神戸のレーベル「プロダクション・デシネ」やCDショップ「ディスク・デシネ」を主宰されている丸山雅生君のDJイヴェントでした。今回もこの第2弾的なものでしたが、何と深夜に店内でスウィッシーが歌うとのこと!
 久しぶりに渋谷のレコ屋や書店をまわって時間を潰してから、いよいよ23時過ぎに会場へ。まだ準備が出来ていないにも拘わらず、既に大勢の方達が集まっていました。まずは久しぶりに再会したプロダクション・デシネの丸山君と、育子さんに挨拶して、この日のためにバー・カコイのマスター、大場さんが用意された、その名も「スウィッシー」という緑色が鮮やかなカクテルをオーダーして、一杯やっていると、そこへスウィッシーが登場!アコギを抱えて早速簡単なリハーサルが始まります。
 まず驚いたのは、その澄んだ美しい声。日本盤でもリリースされたCD『シー・スマイルズ』でもさんざん聴いていたはずなのに、生で聴く彼女の声は格別な響きを持っていました。ちょっと機材トラブルがあったりしてバタバタしたものの、まもなくDJイヴェントもスタート。僕らはしばし「スウィッシー」を飲みながら、久しぶりに再会した方、初めてお会いした多くの方と音楽話を。意外なところでは元オリコンの竹部君や、いつも夢街名曲堂の収録スタジオでお会いしているインディーズ・ハウスの新野君、それにHi-Fiの藤瀬君、coa recordsの山本君にお会いしたり、吉本宏さんを紹介されたり。もちろん、スウィッシー本人とも色々とお話しすることが出来ました。
 そして深夜1時過ぎ、満杯の観客を前にスウィッシーのライヴがスタート。この日はアコースティック・ギター1本での弾き語りでしたが、アルバムの1曲目に収録されている「rainy days」を彼女が歌い出した瞬間、その場の空気が、そして世界が変わるのを目の当たりにしました。何と魅力的な声なんでしょう!それに歌のうまさ、特にズバ抜けたピッチの良さと細やかな表現力には、ハッキリ言って驚きました。こんなに魅力的に、その上完璧に歌いこなせる人を見たのは久しぶりでした。
 彼女の音に対する拘りは相当なもので、歌い出した当初はモニターと声とギターとのバランスをしきりに気にしていましたが、慣れてくると完璧に表現者へとシフトし、我々に素晴らしいひとときをもたらしてくれました。アルバムももちろん素敵なのですが、やはり生で聴く声は格別で、彼女のような素晴らしい才能がまだまだ世界には埋もれていることに驚くと共に、これからの音楽の世界の可能性も身をもって感じました。PCや携帯では決して得られることが出来ない世界が、ここには確かに存在していました。
 その後、彼女のステージが終わってからは再びDJへと突入し、さらに深夜3時過ぎから今度はスウィッシーがDJブースの中に入って、丸山君が廻す音源をバックにギターを弾きながら数曲を歌う、サプライズも。
 僕らはスウィッシーと一緒に色々な話をしながら、カクテルをみんなで廻し飲みしたりして、結局朝5時過ぎまで楽しいひとときを過ごしました。

 今回のスウィッシーのツアー、とりあえず東京での公演は終了しましたが、明日(5/5)は神戸のディスク・デシネで無料ライヴが、そして最終日は5/8(土)に神戸・北野トリトンカフェにてライヴがあります。関西方面の方、是非出かけてみて下さい!

 最後に、こんな素敵なアーティストを日本に紹介してくれたプロダクション・デシネの丸山君&育子さん、そして関係者も方達に心からありがとうを。

詳しくはこちらを。
https://www.disquesdessinee.com/article/swissy_tour_2010/tour_top.html

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左:スウィッシーの直筆サイン入りCD『シー・スマイルズ』。
右:会場で限定発売された7インチ・アナログ『rainy days e.p.』。右上の"耳"に丸山君の拘りを感じます。
 久しぶりに色々な意味で凄いライヴを見てきました。1/28、新代田FEVERでのカメラ・オブスキュラの初来日公演の初日。目の前でカメラ・オブスキュラが演奏しているのを見られただけでも幸せ。

 しかしいつの間に、こんな駅前にライヴ・ハウスが!っていう感じで初めて訪れた新代田FEVER。今日のお目当てはもちろんメインのカメラ・オブスキュラ、それから豪華なことに対バンの1つとしてカジヒデキ君が!

 このカジ君のステージ、見るのは本当に久々だったんですが、全く昔と変わっていなくて(半ズボンも含めて)、同世代としてすごく嬉しく思いました。この日は珍しいベースレスの編成でのライヴだったんですが、何とブリッジ時代の仲間である池水眞由美さん(Three Berry Icecream)がアコーディオンやコーラスで参加!まさに日本のネオアコ/ギター・ポップ・シーンの生き証人である池水さんとカジ君が同じバンドでステージに立って、しかもブリッジ時代の「HE, SHE AND I」(これはカジ君がブリッジ時代に初めて作曲したナンバーだそうです)まで演奏するなんて、ちょっとした事件。この20年弱にあった色々な事を、一緒に思い出してしまいました。カジ君のパートでは、先日地上波で放送された『デトロイト・メタル・シティ』でフィーチャーされた「SALLY MY LOVE」「甘い恋人」から、懐かしの「シヴィラはある日突然に」、「トウキョウ・トゥ・ロンドン」の歌詞をこの日のために変えた「トウキョウ・トゥ・グラスゴー」、それに最新アルバム『STRAWBERRIES AND CREAM』からのナンバーまで、まさにベスト的な選曲でした。

 そしてお目当てのカメラ・オブスキュラ。生のバンドが奏でるポップさとグルーヴィーさは、やはり格別でした。ヴォーカルのトレイシーアン・キャンベルさんは想像通りの特徴ある声で、またバンドも特に生のトランペットが入っているだけですごくゴージャズに聞こえ、予想取り良質なサウンドを1時間強に渡って聴かせてくれました。演奏曲も「My Maudlin Career」に始まり、代表曲は網羅されていて(「Lloyd, I'm ready to be heartbroken」「French Navy」「Razzle Dazzle Rose」「Come Back Margaret」「Tears For Affairs」「If looks could kill」「Let's Get Out Of This Country」「Swans」「Honey In The Sun」「The Sweetest Thing」など)、満足のいく内容でした。

 ちょっと前までは日本にもこういうテイストのバンドがいくつもいたはずなのですが、最近は全然巡り会うことが出来なくて、だからすごく久しぶりに親しかった友人に再会した、そんな感じがしました。是非多くの方に、これを機にカメラ・オブスキュラを知って頂けたら、嬉しい限りです。

 ただこのライヴ、ちょっと対バンに場違いのバンドが含まれていたり(あれはちょっとあり得ないでしょ)、PAエンジニアの音作りがイマイチだったり(ずっとトレイシーアン・キャンベルさんは歌いながら指示出し続けていたのが、ちょっと見ていて気の毒でした。やっと良くなったと思えたのが、最後の数曲でした)、スタッフの仕切りがなっていなかったり、即売がすごくダラダラしていたり、僕らから見るともう少し何とか出来るはず、と思える部分もあちこちにあって…。少なくとも、チケット売って公演しているんだから、もう少しスタッフがプロの公演という意識を持ってやってもらいたいものです。とちょっと苦言も敢えて呈してみました。

 考えてみればカメラ・オブスキュラのアルバム『Let's Get Out Of This Country』を新宿のタワレコでジャケ買いしたのが2006年のこと。その昔、渋谷のZESTで梶本聡君から薦められてエレファント・レーベルのコンピ『SUPERMARKET』とLA CASA AZULの10インチを2000年に買ったことが、僕がスペインのレーベルにはまるきっかけだったのですが、その6年後に同じエレファントのカメラ・オブスキュラと出会い、『Let's Get Out Of This Country』を聴いて衝撃を受けて、翌日に同僚の高瀬君に聴かせたことが、僕らの周りでのエレファント熱の盛り上がるきっかけだった気がします。そして様々なバンドの音を聴きまくって、ZESTでの出会いからちょうど10年後の今年、カメラ・オブスキュラを遂に生で見られるなんて、何だか感激もひとしおです。

 …と、これを書いて後から気がついたんですが、その昔、渋谷のZESTで働いていたのがカジ君で、カジ君が音楽活動で忙しくなってその後任として入ったのが梶本君でした。そう考えると、不思議な繋がりが浮かんできます。僕はカジ君がいたころからZESTには足繁く通っていました。当時は今のDMRの入っているビルの上階にあって、僕は初めはパブ・ロックの7インチ目当てでした。 小さな店で接客している大柄なカジ君。いつもすごく丁寧に接してもらった記憶があります。

 それからその頃、渋谷のファイヤー通りにあった(現在は明治通り沿いに移転)Hi-Fi Record Storeに行けば、関美彦さんが店番していました。その関さんはカジ君の後任としてROOFに加入してベースを弾いていた人。カジ君は確かこの頃にブリッジに参加したと記憶しています。そしてそのHi-Fi Record Storeでは、その前には田島貴男君や木暮晋也君が働いていたり…。面白いように繋がっていくものです。カジ君が歌う「ファースト・クエスチョン・アワードのテーマ ~ハイ・スクール登校編~」に出てくる「日当たりのいいレコード屋さんに いこう」というフレーズを聴くたび、僕は無意識に当時の空気感と共に、かつて渋谷にあったZEST(移転後の方ね)や、ファイヤー通りにあったHi-Fi Record Storeを思い浮かべてしまうのです。

 僕が大学生だった頃通っていたレコード店は、そのほとんどが既に姿を消しました。渋谷のHi-Fi Record Storeは移転して頑張っていますが、ZESTも、クアトロとLOFTのWAVEも、東横の山野も、線路脇の芽瑠璃堂も、ハンターも、シスコも、東邦生命ビルのすみやも、桜丘のTHE PERFECT CIRCLEも、もうありません。当時、歩いて一軒一軒店を訪ねてやっと見つけた、欲しかったレコードやCDは、不思議と今でもそれを手にするたび、どこの店でどんな状況で買ったのかといった情報を再生することが出来ます。うまくいけば買った値段まで覚えていたり。そこの店に至るまでの過程や、その店で店員さんとどんなことを話したか、とか、誰とバッタリ会ったとか、そんなどうでもいい情報まで不思議とインプットされています。欲しかったレコードに針を落とす瞬間の楽しみも勿論ですが、それと同じぐらいにそこに至るプロセスも楽しめたからこそ、より音楽の魅力にはまっていけた、そんな気さえするのです。だからネット通販でクリックするだけの購入法は非常に味気なく、これしか知らない若い子達はちょっと可愛そうかも、なんて思ってみたり。LOFTのWAVEのワールド・コーナーで細野さんとすれ違ったり、ハンターでフリッパーズ・ギターの2人を見かけたりなんていうのも、今となってはいい想い出です。
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