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 6月7日(現地時間)にロサンゼルスの病院で、ケニー・ランキンが亡くなられた。享年69歳。死因は肺がんによる合併症だそうだ。すでにいくつかの情報ソースにはニュースがアップされており、ご存じの方もおられるだろうが、この訃報には大きなショックを受けた。

■Rolling Stone Web Site
http://www.rollingstone.com/rockdaily/index.php/2009/06/09/singer-songwriter-kenny-rankin-dead-at-69/

 今回の報道を見ると、彼の功績はボブ・ディランの『Bringing It All Back Home』にギタリストとして参加した、あるいは「Haven't We Met?」が日本ではレア・グルーヴなどの視点で再評価された、さらに「日本でもミュージシャンをはじめ音楽通に支持者が多い」といったことが挙げられているようだが、しかし彼の魅力からしたら、これらの事柄はまさに氷山の一角。それは毎回ケンウッドスクエア・丸の内にお起こし頂いている方には、お分かり頂けることだろう。ここで彼の作品を何回ご紹介したことか。長門芳郎さんも僕も大好きなアーティストだった。

 僕は特に『THE KENNY RANKIN ALBUM』と『SILVER MORNING』の2枚が大好きだ。初めて輸入盤で手に入れたアナログの『THE KENNY RANKIN ALBUM』(確か学生時代に下北沢のフラッシュ・ディスク・ランチで安く手に入れた)に針を落とし、「Groovin'」を聴いたときの感動は、昨日のことのように覚えている。

 それから番組「ようこそ夢街名曲堂へ!」を始めて2年目のこと、「アーティストからの暑中見舞い」という回があって、色々なアーティストが夢街名曲堂へ暑中見舞いのはがきを送ってくれたという設定で、コメントをもらい、それを読みながらリクエストに応えるという企画を放送したことがあったが、その時にケニー・ランキンの「Groovin'」を偶然リクエストしてくれたのが、Cymbalsの矢野博康君だった。こういうところからも僕はCymbalsに対して親近感を持つことになった。

 10年近く前のこと、当時定期的に仲間と集まっては行っていた西麻布でのDJイヴェントで、明け方近くになると「Groovin'」を廻したことをハッキリと覚えている。ちょっと眠気が襲ってくる時間帯に聴くこの曲は、最高に心地よい。

 フィル・ラモーンと共同制作していたニュー・アルバムが今後どうなるのか、果たして出るのか?は気になるところであるが、まずは彼の名作を聴いて、自分の中のケニー・ランキンにきちんとさよならを告げたいと思う。でも彼の名作は永遠。きっと気がつけばいつものようにレコード棚から出してきては、無意識に聴いているんだろう。これからも。

 ご冥福をお祈りいたします。
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